中身のパノラマ 谷本真理・山本理恵子 展覧会




会期: 2015年5月1日金-5月30日土 12:00-18:00
*月、火休み、祝祭日はオープン
会場: コーポ北加賀屋(〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋5-4-12 地下鉄四ツ橋線北加賀屋駅より徒歩5分
入場無料
主催: MAD荘
facebook: https://www.facebook.com/nakaminopanorama?fref=ts


このたび、谷本真理と山本理子による自主企画展「中身のパノラマ」を催いたします。


谷本は2012年に京都市立芸術大学院彫刻専攻を修了後、インスタレーションを主に作品を発表しています。
粘土や布団、食べ物など触覚を刺激する素材とともに、木材や布を用いた自作の構造物を組み合わせて、遊びの延長から生まれたような状況を作品化してきました。本展では更に、身体のフォルムを感じさせる立体と、それを配置したのち、独自の仕組みを用いて崩し拡散させていくようなインスタレーションや、他者の動きや行動を谷本自身が追体験した映像と写真を展示致します。
山本は、2011年に同大学院油画専攻を修了後、絵画を主に作品を発表しています。
2013年の大阪sewing galleryでの「中庭の回遊」では真鍮と縄のオブジェ、木と鉄製の構造物と映像作品を組み合わせた実験的なインスタレーションを発表し、今年のMORI YU GALLERYの個展「中庭の回遊♯1」では写真、絵画へと展開させました。本展では、2m×6mの絵画に加え、テラコッタや壷を使用したオブジェと映像、また絵画自体も置物に見立て、メディアが混在するように配置されたシアトリカルな展示空間を目指します。
今まで両者が思案し、あたためていたアイディアやプランを互いの感性に反応し、実験しながら展示の場をつくりあげていきます。
― 頭が中身で身体が外側で、というような切り分けられた状態ではなく、両方の感覚が一体となって中身となり、そのままぐるんとひっくり返って広がってゆく ― 

 実験と想像の現場、二人の「中身のパノラマ」を、この機会に是非ご高覧ください。