音を視る ― リュック・フェラーリとアメリカ実験音楽の巨匠たち 映画で聴く電子音楽の異才 ~リュック・フェラーリ~



adandaではコーポ北加賀屋を会場に「映画で聴く電子音楽の異才 ~リュック・フェラーリ~」と題して、ジャクリーヌ・コーの新作「引き裂かれた交響曲の物語」(54分、2010)の日本初上映と、ジャクリーヌ・コー (映画作家)と椎名亮輔(音楽学者)によるトークイベントを開催致します。

日時:2011年12月11日(日)
開場 15:30 / 開演16:00 / 終演18:00予定
料金:2000円 / 学生1600円 (定員60名、要予約)
2日通し料金:3000円/学生2400円(11日大阪/12日神戸)
予約・問合せ:ジャクリーヌ・コー映画上映実行委員会
電話、メールで予約を承ります。プログラム名(実施日)、お名前、予約枚数、電話番号をお知らせください。
メールアドレス: jcevent.info★gmail.com(★を@に変えてください)
電話:078-222-1003 C.A.P. (10:00~19:00/月曜休み)

イベント詳細(ジャクリーヌ・コー映画上映実行委員会)
イベント詳細(adanda)

プログラム

第一部:
トーク:リュック・フェラーリの「引き裂かれた交響曲」
話者:ジャクリーヌ・コー(映画作家)、椎名亮輔(音楽学者)

第二部:
映画上映:引き裂かれた交響曲の物語(54分、2010年)
監督:ジャクリーヌ・コー/リュック・フェラーリの音楽作品《引き裂かれた交響曲》に基づく

映画紹介:
この映画は、電子音楽界のパイオニアであるリュック・フェラーリの音楽作品《引き裂かれた交響曲》の全八 楽章のうち七つの楽章のフィクション的映像化である。この映画では、リュックの持っていた遊びや官能性への好み、深刻さ、重要問題への関心などを表現しよ うとした。そしてまた、私たちを取り囲んでいる戦争や暴力を前にして私たち全員が感じるであろう引き裂かれるような感情をも。この作品を聴く時に私の目の 前に現れるこれらの映像は、この音楽の単なる解説ではないことを意図している。しかし、それが音楽をよりよく理解する助けになることを期待している。 ところで、ここで一つの問いが浮かんで来る。これらの心を引き裂く矛盾の中にあって、アーティストはどのようにそれに抵抗し、どのように創作していったら よいのだろうか?これこそが、ルワンダ戦争の間にこの作品を作曲したリュック・フェラーリによって提示された問いの一つなのである。(J. Caux)